StefanoConiaの息子「StefanoConiaJr」作品が
クロサワバイオリンに初入荷!
弦楽器製作においてCremonaを代表する巨匠「StefanoConia」を父とし、数々の巨匠から伝統技術を受け継いだ製作家「StefanoConiaJr」。氏が製作した作品がクロサワバイオリンとして初入荷しました。
Stefano Conia Jr (il giovane) 1973-
1973年生まれ、現代の巨匠「StefanoConia」を父に持つ弦楽器製作家です。「il giovane」とも称される氏はクレモナの製作学校でGiorgioScolari指導の下、製作の基礎を学びます。卒業後は数年間父StefanoConiaの工房で研鑽を積み、同じく師の下で学んだ製作家「MarcelloVilla」と共に自身の工房を開設します。
父であり師でもあるStefanoConiaの技術、クレモナの伝統を受け継いで製作される楽器は国内外で人気があり、現在も良質な作品を世に出し続けています。
Stefano Conia 工房ギャラリー
Stefano Conia Jrの魅力 -伝統技術と継承-
巨匠から受け継がれた高い技術
師「StefanoConia」は現代の巨匠であり、多くの弟子が既にマエストロとして製作を行っています。数えきれないほどの受賞歴、最高の木材を使用して完成される逸品、その完成度の高さは名器といっても過言ではありません。そんな偉大な巨匠は息子でもある氏にありとあらゆる技術・伝統を教え、独自にスタイルに進化させていきました。 今回入荷した楽器もGuarneri(Kochanski)がモデルのためStradivariusと全く違う造形ですが、高い技術が要所要所に表れています。
伝統継承とオリジナリティ
氏は父の楽器はもちろんStradivariusやGuarneriなどの名器を参考にしながらも、独自のスタイルで楽器製作を行っています。製作の上でオリジナリティを出すことはもちろん簡単ではありません。しかしながら氏の楽器は高い技術があるからこその出来栄えと感じます。300年以上続くCremonaの伝統技術を受け継ぎながらも氏自身の独自性を加えた作品はプロ奏者からも厚い信頼を得ています。
名古屋店スタッフコメント
クロサワバイオリンとして初入荷となる氏の作品です。名古屋店取り扱い製作家「TakahashiShuichi(高橋修一)」や「MarcelloVilla」とも深い繋がりがあり、そのご縁からオーダー・入荷となりました。
今回の作品は Guarneri del Gesu 1741″Kochanski”をモデルとしています。 ” Kochanski”はGuarneri黄金期(後期)に製作され、均整の取れたStradivariusとは対照的なスタイルが特徴です。その楽器と同じく、外観からは1枚板の裏板などバイオリンが持つ美しさに加え、力強さを特に感じることができます。
また、氏自身コンクールの受賞歴はありませんが、スクロールなど技術を要する箇所を見れば氏の高い技術を感じることができます。氏独自のスタイルで製作しており、良い意味で「StefanoConia」の作風を感じません。もちろんイタリアンに相応しい品のある甘い音色も選ぶ上では外せません。やはり良い楽器は簡単に綺麗な音が鳴ります。本来鳴りにくいハイポジションでも圧倒的なボリュームと透き通る音色で聴く側を魅了します。決して安い金額ではありませんが、楽器としても1つの芸術品としてもお勧めしたい1本です。
Stefano Conia Jr Violin Gallery
Line Up
●Stefano Conia Jr (il Giovane) Violin ¥1,980,000(税込) +Certificate
現代を代表する氏の作品を是非名古屋店にてお試しくださいませ。
取り扱い店舗
クロサワバイオリン名古屋店
住所:愛知県名古屋市中区栄2-3-1 B1F
TEL:052-202-1011
MAIL:nagoyavn@kurosawagakki.com
HP:http://www.kurosawaviolin.com/nagoya/
※在庫状況は直接店舗までお問い合わせ下さい。