【新着入荷】Cello：Lorenzo Cassi,Pianello Val Tidone(Italia),2023【大阪梅田店】

名工Lorenzo Cassiのチェロが入荷！

イタリア国内のみならず世界中にファンを持ち、日本国内でも大変人気のある製作家ロレンツォ・カッシ氏の新作チェロが待望の入荷です。美しい外観、奏者のニーズを捉える音色で高い評価をいただいており、大阪梅田店でもこれまで多くのお客様へご案内をさせていただいた製作家です。
師であるビソロッティファミリーのもとでイタリアの伝統技法を身につけ、その高い製作センスから隙の無い端正な作りが特徴です。完成品はカッシ氏独自とも言ってよい柔らかな質感が共存し、作品の芸術性を高めています。
弊社主催の招聘イベントで直接お会いした際に、とても知的で優しいお人柄に感銘を受けました。作品の裏にある製作家としてのバックボーンもカッシ氏の作品をおすすめする理由の一つです。

Lorenzo Cassi (ロレンツォ・カッシ)

ロレンツォ・カッシは1974年6月6日にピアチェンツァ県ボルゴノーヴォヴァル・テイドーネで誕生しました。クレモナ製作学校時代にはヴィンツェンツォ・ビソロッティ氏に師事し、クレモナの伝統的な技術を習得します。内型を使って楽器を製作するストラド時代のスタイルを今もなお忠実に引継いでいます。クレモナ製作学校を首席で卒業後はフランチェスコ・ビソロッティ氏の工房に4年間在籍します。
2001年にはKathrin夫人と共にクレモナ中心街に工房をオープンしますが、2010年には彼が育ったピアネッロ・ヴァル・ティドーネに戻りました。現在はG.B.ガダニーニの生誕地の近く、豊かな自然の中で精緻な仕事をしています。

ストラデヴァリ研究のサッコーニ、F.ビソロッティの緻密な作風をさらに進め極めたのがカッシです。カッシの作品は人間の手でこれほど精密にかつ美しく作れるものなのかと驚愕します。その完成度の高さはプロの演奏家からも高く評価されています。カッシ自身は清廉な性格でとても知的で優しい人物で、その人物像や製作楽器のレベルの高さから今や21世紀を代表する作家となりつつあります。

※写真は2022年に大阪梅田店で開催した招聘イベント時の写真です。下記、イベントレポートよりイベントの様子をご覧いただけます。

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