20世紀トリノの名工の作品が入荷
エンリコ・マルケッティは20世紀初頭のトリノ派の中でも優れた製作家の1人として知られております。
19世紀のトリノでは古典クレモナを継承するグァダニーニファミリーと巨匠プレッセンダの2大勢力が活動をしておりました。マルケッティはグァダニーニ派のアントニオ・グァダニーニとプレッセンダの流れを汲むリナルディのもとで研鑽を積みます。1880年(81年)に独立してより、ヨーロッパ各国の展覧会で成功を収めます。
ダイレクトで直感的なレスポンス、音の密度も高くダイナミックなボリュームはプロユースでも実用的な作品です。
ENRICO MARCHETTI Turin,1899 (1855-1930)
Back length:385mm
U.B.:162
C.B.:111
L.B.:207
Certificate:BEIN&FUCHI,Chicago1984
【プロフィール】
1855年11月16日ミラノ生まれ。
Louis BajoniやGaetanao Rossiのもとで働いた後、1874年頃にトリノへ移る。
トリノ移住後の初期のキャリアをAntonio Guadagnini(1831-1881)及びBenedetto Gioffredo Rinaldi(1822-1888)の工房で過ごす。
1880年(81年)に自身の工房を設立。
プロとして独立後の成功が華々しく、1884年トリノ、1885年アントワープ、1886年パリ、1887年トゥールース、1894年ミラノ、そして1898年トリノなどの数々の展示会で成功を収める。
1880年から1890年にかけての作品は独自のスタイルを模索し、特徴を見極めるのが難しい場合がある。
1893年頃トリノからほど近いCuorgneへ移住。少なくとも20年間はCuorgneで活動を続けたと言われている。
製作活動の絶頂期となる同1893年から1912頃はAntonio StradivariやGuarneri del Gesuなど古典の巨匠たちの作品やGuadagnini、Pressenda、Roccaなど触れる機会も多かったであろうトリノの名工たちの作品を模倣。
半世紀以上の長きにわたる輝かしい活動の末、1930年6月7日トリノにて亡くなる。
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