大阪弦楽器展示会に合わせて久々に大阪梅田店にLuca Tenore氏のバイオリンが入荷致しました。高い製作精度による美しい外観かつ、音色も素晴らしい作品です。梅田店店長おすすめの1本です。
Luca Tenore(ルカ・テノーレ)
こちらの商品はご売約となりました。
詳細
製作家:Luca Tenore
製作地:イタリア(クレモナ)
製作年:2020年
モデル:A.Stradivari 1719
製作証明書付き
新作イタリアンらしい端正で美しい作品です。以下のフォトギャラリーでも確認を頂けますが、製作者の技量がでるf字孔やスクロールは当然の如く丁寧に製作をされております。凹凸や曲面が美しく、これを普通に製作してしまうあたりにテノーレ氏の製作技術の高さが伺えます。
写真正面からではわかりづらいですが、斜め・横方向からのカットでは楽器表面の仕上げが良くご覧頂けると思います。
外観だけではなく、本当に新作かと疑う音の広がりを持っております。レスポンスも良く、明るい音色にしっかり音の厚みがあります。このような楽器に共通しているのが弾くのが楽しい・いつまでも弾ける!という点です。
練習の手助けをしてくれる面でも大変おすすめの作品です。
【プロフィール】
大学を卒業した1990年代、チェロの練習を通して楽器製作に興味を覚え始める。
最初はBari(南イタリア)にいる職人達にアドバイスを貰いながら自己流に学んでいた。
しかし更なる知識と技術の向上を目指し、ミラノの近くにある街、コモに移り住む。
2001年にはミラノにあるバイオリン製作学校”Civica Scuola di Liuteria”に入学。
Luca Primon氏をはじめ、Paola Vecchio氏の下4年間を過ごし卒業。
同時にComoにあったFrancesco Amato氏の工房に出入りをし、楽器の構造や修理を実践で練習。
2006年にはクレモナの伝統的なスタイルを学ぶためクレモナに移住。
カルテットを通し、製作/素材/音響など様々な研究を行う。
2009年には個人工房をVia Sicardoに移し、今も尚そこで働いている。
主にバイオリン、ビオラ、チェロ(モダン/バロック)の楽器製作を行っており、ストラディバリ、アマティー、ガルネリのモデルを使用している。
上記とは別に他スタイルの勉強も続けており、特にミラノスクール(G. Ornati、F. Garimberti)の製作技術/スタイル/音響などは参考にしている箇所が多い。
音のリッチさ、バランスには非常にこだわっているため長年寝かせた高品質木材を使用している。最適な共鳴を叶えるFiemme スプールとバルカン(ボスニア産)のメイプルを使用。
Nebel, Pineiro, Arcieri Rabutによる修理、レストレーション等の特別コースも受講している。
【アピールポイント】 ※以前ご本人より頂いた自身の作品のアピールポイントです。
深く、柔らかく、バランスの取れた音色が特徴です。
明るく、輝きを放つニスを使用しており、透明性も秀でています。
フォトギャラリー
お取り扱い(お問合せ先)
クロサワバイオリン大阪梅田店
TEL:06-4796-9638
E-mail:umedavn@kurosawagakki.com
〒530-0001
大阪市北区梅田1-11-4 大阪駅前第4ビル1F 御堂筋側