クロサワバイオリン
巨匠Bissolottiの系譜

フランチェスコ・ビソロッティ氏は世界で最も有名なバイオリン製作者の一人であり、『現代のストラディヴァリウス』として世界各国の名演奏家からもとても高い評価を得ています。
P.スガラボット氏やオルナーティ氏、ガリンベルティ氏など、当代一流の師匠の薫陶を受け、ストラド期以来の端整な製作方法を遵守する仕事を心掛けています。
1958年 S.F.サッコ－ニ氏と出会い、生涯にわたって彼と共にストラディヴァリウスの遺品研究、整理をすることになります。
伝統的なクレモナスタイルを追究し続けながら数々の名器を世に残し、2019年1月31日 その生涯に幕を下ろしました。

Marco Vinicio Bissolotti氏は、1956年に生まれました。
少年のころに父の指導のもとに弦楽器製作の勉強を始め、一時楽器製作を離れ大学を優秀な成績で卒業します。
現在は弦楽器製作を行う一方、ビソロッティ一家に関するすべての出版物を手掛けています。

Maurizio Bissolottiは故Francescoの次男です。
1971年にクレモナ・バイオリン製作学校に入学し、卒業後も数年間は父の工房に残り、テクニックを磨き続けます。
楽器のアーチ作りに非常に正確で古典的なクレモナの伝統に触発されており、特にfホールのカッティングは非常にエレガントで洗練されています。

Vincenzo Bissolottiは1958年にBissolotti家の3男として生まれました。
早くから才能を開花させた彼は、1980年よりクレモナの弦楽器製作学校で教鞭をとりました。
その20年間で多くの弟子を育て、ビソロッティ一家が伝統に忠実に行っている製作方法を伝授しています。